ボブブロ

    ネット業界のマイニングアナリスト(現職はディレクター)ボブのブログ。業界研究や技術に関する備忘録                        (特定のカテゴリの記事だけ見たい人は、カテゴリ別記事一覧をRSSリーダーにご登録ください)

資金調達の各ラウンドの変化は、今後のスタートアップを取り巻く現状を表しているんじゃないかな

こんな記事がありました。

Uberなど60社に出資するエンジェル投資家が定義する各種資金調達ラウンドと、ファウンダーがすべきこと - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ) http://thebridge.jp/2015/01/definitions-of-funding-rounds-pickupnews #thebridge_jp

この記事の中で

素晴らしいアイディアの持ち主で、それを素晴らしい事業計画に落とし込めるというだけの起業家は消えて行く。この種の起業家は、それがEvan Williamsのように既にエグジット経験がある人材でない限り、もう見向きもされないと断言。

というような記載がありました。今は、日本でもアイデアと技術(エンジニアやクリエイター)を結びつける様々な取り組みや、資金ではなく技術を提供します、といったものも出るようになっていますが、僕自身も今後は、上記のような流れになっていくんじゃないかと思います。

インターネット界隈もある程度熟成してきて、インターネットだからこそ出来るサービスは結構出揃ってしまったと感じています。
なので、(今もだけど)今後しばらくは、黎明期に参入してサービスを大きくしてきた企業が残存社メリットを享受するフェーズが続きそう。
今はだいたいどんなアイデアも競合はいるし、いない場合はかなりニッチなサービスになってしまう、かなと。

そういった中で新しいサービスに求められるのは、より斬新かつクオリティの高いもので開発費は結構高騰していくかと思います。
そしてスケールさせるためには、各種のマーケティングも今までより必要になってくるでしょう。

マーケット的には新しいサービスを成功させるのが難しくなってきて、お金は初期段階からどんどんかかるようになってくるなるのであれば、
投資する側は、実績のある人間や、実行力の高い人間、そしてある分野に秀でている人に投資対象を絞っていくという流れになりそう。

難しい環境かもしれないけど、なんとかFacebooktwitter、Line規模のサービスを自分たちで生み出していきたいなぁ

ボブ